ニンジャーズハイ

“戦の激しさが増す戦乱の世にあって、優秀な忍びの育成は急務でした。そんななか、とある里にてえっげつない修行方法が考案されました。どんなもんかっつーと、むちゃくちゃなっっげ～～～縦穴にぽーんと忍びを一人突き落とし、そっから這い上がる過程で壁走りを初めとする忍びの基礎体術を学んでもらうというものでした。えぐぅ。エグ、エグ、エグエグエグ。エグエグのエグやね。しかも文献によると、上から700尺ぐらいの蛇を二匹けしかけてたらしいです。アホや。話盛り過ぎ。700尺って200メートル弱やぞ。現代は平和なのでそんなむちゃくちゃな修行方法はしません。せいぜい300尺の蛇を一匹けしかけるくらいです。逆に言えば、昔の忍者のクオリティーが如何に高かったのかがうかがえるわけっすね。”

『忍者今昔』著者：りんりん丸才蔵 より抜粋